2012/08/19
夏の夜のつれづれ
今年、2月に大好きだったY先生が亡くなりました。
父の先輩でしたが、仕事柄、仕事でも関わることがあり、探求心が強く、大変博識でユーモアがあり、食べ物に詳しく、とてもかわいがっていただきました。
その先生の追悼誌を纏める手伝いをしていて、現在、校正段階です。
先生がクリスチャンだったのは知っていましたが、私がそうではないので、信仰についてはお話したことがありませんでした。
ある方の原稿に、生前のY先生の言葉として、先生が詩編90番の一部を引用され、これが人生でもっとも大切なことなんだ、という事をおっしゃっていた、というメッセージがありました。
詩編90(3,4,12)
(3)あなたは人を塵に返し
「人の子よ、帰れ」と仰せになります。
(4)千年といえども御目には
昨日が今日へと移る夜の一時にすぎません。
(12)生涯の日を正しく数えるように教えてください。
知恵ある心を得ることができますように。
聖書をまじめに読み通した事がなく、引用された箇所だけを何度も読んでみているだけでは、今の自分の感情はぼんやりと言葉にならないのですが、Y先生の生き様と併せて考えると、先生のおっしゃりたい事がわかるような気がします。
無常という言葉があります。辞書的な意味は知っていますが、3.11を境に、このことを幾度となく考えるようになりました。それと併せて、私の生き方が問われたような真夏の夜でした。
チャーミングで素敵な先生だったなぁ。
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2 件のコメント:
詩篇って、美しい聖句がたくさん散りばめられていますよね!この聖句も本当に。。。Y先生がどんな先生でいらっしゃったか、少し想像できる気がしました。私も、折々この聖句を思い出すと思います!
コメント、どうもありがとう。少し照れ屋さんで、凜とした先生でした。
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