2013/12/11

銀座ハプスブルク・ファイルヒェン


これは記録しなきゃいけない♪

2005年頃、ふと見たテレビ番組に「オーストリア宮廷料理のマイスター」なる資格を持って、この度日本に本帰国する(した?)神田シェフの番組を偶然観ました。幼少期に少しだけドイツで暮らしたので、オーストリアもザルツブルクやウィーンは行ったことがあって、この人のお料理が食べた〜い!と単純に感じた。

赤坂にK&K(カー・ウント・カー)というお店ができたことは知っていたのだけど、気軽に行かれるようなお店でもなくて、、、。数年前の春にようやく行こうかと久しぶりに検索したら3月で閉店。行きそびれ、とてもガッカリしていました。

またしばらくして、銀座に再度お店を構えたことを知り、絶対にいつか行こうと思っていたお店。そして、ここでウィーンで食べたあのターフェルシュピッツを(Tafelspitz  牛肉の煮込み料理)食べたいと勝手に思って、はや何年?!


先日、週末に母と二人、少し贅沢なコンサートに行く計画を立てたので、ついでにハプスブルクも実現してしまうこととなったのです! 12月は私のお誕生日月だし、たまには良いか〜。

ところが、メニューをみたら、ターフェルシュピッツが無い(泣) 
諦めきれずにお店を予約するときに言ってみた。言ってみるもんですよ。しばらくの保留音ののち、「大丈夫です。ご用意いたします」と。もう小躍りしちゃったね。


この料理は、牛の腰のあたりというか、尾っぽの付け根「イチボ」しか使わないのだそうです。よく動かす場所だから美味しいのカナ? このため、常時用意できないのでメニューに載せられないのだそうですよ。




かれこれ10日くらい経過してしまいましたが、まだ味を覚えている…。そうそう行かれるお店ではないですが、また行きたいなぁ。

老婆と二人だったので今回はそれぞれのポーションを小さくしてもらい、コースの肉料理・魚料理をターフェルシュピッツひと皿に置き換えてもらいました。



座った途端、何か高尚な話題じゃないと似合わないんじゃないか?とソワソワ… (そんなことありません。詳しくて、気さくな店員さんばかりです)

「キッチンからのご挨拶」
この日は右から、リンゴとシナモンのスープ、ひまわりのソースのお肉のマリネ、ホタテのムースに根セロリのサラダ。

豚さんと茸のムースにトマトソース

根セロリのポタージュスープ。メレンゲ仕立て。グリーンのレンズ豆と鶏肉の香ばしいラグーがのっています。

これが噂のターフェルシュピッツ!ジャガイモが、このコンソメで煮含められていて、更に香ばしく焼いて添えられています。写っていませんが、ソースはリンゴとホースラディッシュをすり下ろしたもの。もう一つはほうれん草と生クリームかなぁ。後者は初体験でしたが、ウィーンで食べたのより美味しかった!(この、ジャガイモは、芋子としてはおかわりしたかった)

これはお誕生日の演出で、サプライズのケーキ。お持ち帰り用です。バタークリームでデコレーションしてあって、バラの部分はマジパン。

デザート。ほんのりヨーグルトのムースにシャンパンとレモンのジュレとクッキーが…。












興奮さめやらぬ、、、でも師走は師走。忙しいけど、思い出して頑張って乗り切ろう。


銀座ハプスブルク・ファイルヒェン
銀座中央通りの7丁目あたり。